自然体
桜も散って葉桜が綺麗な地元の景色に癒される。
以前に描いた図面やプレゼ内容に少し前なら反省点ばかりが目について
まだまだだなと思えた内容が最近見返すとその1枚の図面の情報量に
圧倒される。
今の自分が基準となる筈なので自分の衰えや老化が間違いなくあって
もう今の自分はそこまで到達していないのだと改めて感じ取る。
よく元上司が私達が若手の頃に自身の設計した建物に対して「初期の代表作だ」と
冗談で言っていたけれど今の自分もまさにその境地に来たのかとしみじみ。
会社員時代最後の頃に関わらせて頂いた市の保育所が自分としての「初期の代表作」なのだと
振り返ってはじめてわかった。
あれから10年経って。
無我夢中で駆け抜けた日々に後悔はない。
自分でしかできなかったことがそこには間違いなくあった筈だから。
急に弱気になったり不安になったりは今後も続くだろうと他人事のように
思えるしそれはそれでもいいのだと肯定した途端に気持ちがふっと楽になる。
自身が尊敬し目標とした人たちももうダメかもしれないと思った時期が皆あって
今に至るのだと淡々と話す姿にはじめから特別な人は居ないのだと自分事の中に
落とし込んで腑に落ちて。
今が正念場。
と
これからも自分に発破をかけて後悔のない人生を。
11年目。
ふーっと深呼吸。
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