親の墓参りに行きながら思うこと。
初めて建築設計事務所へ就職したのは既に30年以上昔。
昨年最初のお世話になった事務所の代表がお亡くなりになったと聞いた。
近親者のみでお葬式を済ませたと聞いて落ち着いた頃にお線香を、と思いながら
1年近く。
こんな時世なので押し掛ける訳にも行かずにずっと何か心に引っ掛かっている。
一度辞めたあとにこのまま進むべきか違う道を模索すべきか悩んだ時期に
元上司の人と難しい話等一切しないで世間話をして頂いた。
優しい笑顔だった。
それから何か当時はまだ細い糸だったけれど自身の道筋が見えたような気がして
有難かった。
一人では何も出来ない。
特に優れているところはない。
それでもそんな自分のことを見てくれて一緒にこの仕事をやれたことを
とても誇りに思う。
感染者数が減ったニュースを見る度に脳裏を一番に過るのはこのこと。
きちんと手を合わせてちゃんと感謝の言葉を伝えたい。
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